あなたは「仕事が向いてないから辞めたい」と悩んだことはありませんか?
実は、入社3年以内に会社を辞めたいと思った人は約60%にものぼります。
この記事では、仕事が本当に向いてないかを判断するサインや、辞める前に試すべき対処法を詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、後悔しない決断をしてください。
1.仕事が向いてないと感じる5つのサイン

仕事が向いてないかどうかを判断するには、具体的なサインを知ることが大切です。
ここでは代表的な5つのサインを紹介します。
自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
努力しても成果が出ない・ミスが続く
どれだけ頑張っても結果が伴わない状態が続くなら、向いてないサインかもしれません。
同じようなミスを何度も繰り返してしまうのは、集中力の欠如や仕事に対する熱量の薄れが原因です。
特定の業務でミスが多い場合は、その業務に適性がない可能性があります。
努力しても成果が出ないと、やりがいや自信を失ってしまいます。
ただし、入社1年目の注意や指摘は成長のチャンスです。
ミスから何を学び、次からどう行動すればよいかを考えることが重要です。
1度や2度のミスは誰にでもありますが、同じミスを繰り返すなら要注意といえるでしょう。
やる気やモチベーションが持続しない
仕事に対する意欲が長期間にわたって湧かない場合、向いてない可能性があります。
やる気が出ない期間が続くと、どんな業務も「ただこなすだけ」の作業に感じられます。
成果を上げても喜びを感じられず、モチベーションにつながらないなら注意が必要です。
これは「仕事を生活のためと割り切っている」「好きな業務内容ではない」という思いが根底にあることが多いためです。
興味を持てる部分がまったくないのか、努力次第で変わる余地があるのかを見極めましょう。
仕事を通して成長実感があったり、感謝されたりする間は、前向きなエネルギーが湧いてきます。
しかし、常に時間に追われ評価される機会も少ないと、働くこと自体が疲れることになってしまいます。
心身に不調が現れている
仕事によるストレスが原因で体調不良が続いている場合、向いてないサインです。
疲労やストレスに伴う症状には次のようなものがあります。
- 頭痛や吐き気
- 胃痛や動悸
- 発疹(蕁麻疹)
- 食欲の低下
- 眠りが浅い、朝起きられないなど睡眠に関する不調
これらの症状は風邪や食あたりと混同しやすいため注意が必要です。
日曜日の夜になると憂鬱な気持ちが強まり、月曜日の朝は重い足取りで会社に向かうなら要注意です。
朝起きた瞬間から気分が落ち込んでいたり、通勤中に体調不良を感じたりする場合は、心身への負担が蓄積しています。
仕事のストレスで寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりするようになり、十分な休息が取れなくなります。
職場の人間関係や社風が合わない
社内の人間関係に馴染めない、社風が自分の性格と合わないと感じることも向いてないサインです。
職場の風土は実際に入社してはじめてわかるケースが多いものです。
しっかり調べて選んだ仕事であっても、合わない可能性はあると認識しておきましょう。
人間関係の改善のためには、コミュニケーションの方法を工夫してみることが大切です。
ただし、職場の人間関係はあくまで仕事上のつきあいと割り切ることも必要です。
会社や仕事の価値観と自分の価値観が合わないというケースもあります。
利益追求を最優先する会社の方針に違和感を覚えたり、自分の倫理観と相反する対応を求められたりするなら、価値観のズレが大きいといえます。
仕事にやりがいや興味を感じられない
自分がやりたいと思っていたこと、理想としていたことができていないと感じるなら向いてないかもしれません。
仕事にやりがいを感じられない、自分の仕事が世の中に役立っているのか分からないと考えたときにモチベーションが下がります。
例えば、接客業が好きなのに事務処理がメインで自分のスキルや能力を活かせる仕事に就きたいと考えるようになります。
自分の特技やスキルを活かせる仕事を選んだつもりが実際は違っていたという場合も向いてない可能性があります。
希望した部署に配属されなかったり、特技やスキルを習得するまでの努力が報われないと感じると、やりがいやモチベーションを感じられなくなります。
今の仕事を続けた先に具体的な将来像を思い描けない場合も、向いてないと感じる理由になります。
仕事を楽しめている場合は、仕事の適性が無いわけではないと判断できるでしょう。
2.仕事が向いてないから辞めたいのは甘えなのか

「仕事が向いてないから辞めたい」と思うのは甘えなのでしょうか。
ここでは、向いてないと感じることへの考え方を整理します。
自分を責めずに冷静に判断することが大切です。
向いてないと感じるのは自然なこと
仕事が向いてないと感じるのは決して甘えではありません。
誰にとっても、どのような仕事でも向き不向きはあるものです。
その仕事をやりたいかどうか、好きかどうかは自分にしか分からないことです。
向き不向きに悩むのは、今後のキャリアについて考える一つのタイミングでもあります。
「今の仕事が自分に合っているか分からない」もしくは「全く合っていない」と解答した人は54%もいます。
多くの人が仕事の適性について悩んでいることが分かります。
まずは「向いていない」と悩むのは甘えではないかと自分を責める必要はありません。
甘えではなく自分を守る手段でもある
辞めたいと思いながら働くのは、お互いにとってよくないことです。
もちろん「甘さ」「弱さ」から仕事を辞めることもあるかもしれません。
でも実際に仕事を始めてみたら自分に向いていなかったというケースもあります。
一生懸命頑張ってみてもうまくいかず、苦しさや辛さを感じているのであれば辞める選択をしても良いのではないでしょうか。
「辞める」のは自分を守る手段でもあるのです。
仕事が辛い、辞めたいと人に相談すると否定的な意見を言われることがあります。
また履歴書にたくさんの転職履歴が残ると面接のときに印象が悪くなるような気がしてしまいます。
そうやって「自分はダメなんだ」と否定してしまう人もいますが、自分を守ることを優先すべき場面もあります。
入社時期別の「辞めたい」と感じる理由
「仕事が向いてない」と感じやすいタイミングがあることを知っておきましょう。
入社直後に「向いていないかもしれない」と悩んでいる場合は、既存社員との人間関係になじめなかったり、仕事の進め方に対してやりづらさを感じたりしやすくなっています。
入社1年目は注意や指摘を受けるのは当然のことで、先輩や上司は新入社員に一人前になってもらいたいからこそ目をかけてくれています。
入社2年目は仕事に慣れてきたはずなのに、ミスが多い、上司に叱られるなどのストレスが理由で向いていないと悩む場合があります。
1年目よりも厳しい目標やノルマを課せられる、周りからのプレッシャーを感じるなどで転職を検討する人もいます。
入社3年目になると、仕事とプライベートの両立が大きく影響してきます。
労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったことが3年未満の離職理由で一番多いというデータもあります。
3.辞める前に試すべき4つの対処法

仕事が向いてないと感じても、すぐに辞めるのは危険です。
ここでは辞める前に試すべき対処法を4つ紹介します。
これらを実践することで状況が改善する可能性があります。
辞めたい理由と原因を深掘りする
現在の職場で任されている仕事が「向いてない」「辞めたい」と考える場合、そこには何らかの原因があるはずです。
もし現在の仕事や職場についてネガティブな気持ちを抱いたら、それを放置せず「なぜ~なのか」という質問を繰り返していきましょう。
例えば「データ入力でミスが多い」→「なぜミスが多いのか」→「集中力が続かない」→「なぜ集中力が続かないのか」→「表計算ソフトの操作が苦手」という具合です。
この例に限って言えば、表計算ソフトのスキルに乏しいことが原因と考えられます。
よって、表計算ソフトを独学で勉強するか再度社内で教わる、もしくはそのような技術を必要としない仕事を担当するか検討する必要があるでしょう。
辞めたいと思う理由が業務内容や部署内の人間関係ならば、まずは社内で違う業務への異動を打診してみましょう。
会社自体に向いてないわけでなく部署が変われば辞めなくてもいいと思えるなら、部署異動は有効な手段です。
客観的に現状を分析してみる
仕事に「向いてない」「辞めたい」という気持ちが生まれたとき、客観的な事実に目を向けることが大切です。
自分の身の回りの現実・事実に目を向け、自分の存在もその現実の一部としてとらえ、自分が職場でどのような役割を果たせているのかイメージしてみましょう。
もし自分がいることで仕事が滞っている、誰かの言動・職場の慣習などによって自分の仕事が滞っている状況が明白である場合は、それを改善できないか考えます。
逆に仕事自体は滞っておらず、特段周囲からも不満は出ていないはずなのに不安や辛さを感じているようなら、それは自分の中に何らかの問題があると分かります。
上手く客観視ができない場合は、色々な人から意見を聞いてみるのも良いでしょう。
自分には向いていない仕事だと感じたら、まずは何が合わないのか自己分析しましょう。
合わないと感じる理由が明確になることで、より適切な対策を講じられる可能性があります。
上司や同僚・信頼できる人に相談する
「仕事が向いてない」と思うと、自分だけでは判断が偏りがちです。
そんな時は家族や親しい友人に相談してみましょう。
第三者の視点からアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった強みや改善点に気づけるかもしれません。
また周囲の意見を聞くことで、自分の悩みが一般的なものなのか、それとも特定の環境に由来するのかを判断しやすくなります。
仕事上の利害関係もないので、あなたのことを思ってアドバイスしてくれるでしょう。
誰かに話しているうちに自分で思考の整理ができたり、自分では思いつかなかった視点からアドバイスをもらえることもあります。
信頼できる人に相談した上で、自分で納得した結論を出すことが大切です。
成果を出したいなら、そのために必要なことを上司に聞いてみる、あるいは成果を出している同僚を観察して行動を真似してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
部署異動や業務内容の変更を検討する
「仕事が向いていない」と感じてすぐに転職を検討する前に、現在の職場で別の選択肢を模索してみることも重要です。
他の部署や業務内容に挑戦することで、「向いてない」と思っていた要素が環境に依存していたことに気づくことがあります。
今の環境で仕事の内容を少しでも変えられないか模索しましょう。
例えば部署のなかでもこれまであまり注力をしていなかった業務に目を向けて積極的に取り組んだり、自分が向いていないと感じる業務の割合を減らすことができないか上司に相談してみることをおすすめします。
新しいプロジェクトが始動したら積極的に手を挙げ、できることを増やすという手もありますよ。
異動を打診する際には「今の仕事が向いてないから」ではなく、「他のスキルを積みたい」「〇〇の仕事に興味がありチャレンジしたい」など前向きな意見で伝えましょう。
現職の中で自分に合う役割を探す努力をしてみる価値はあるでしょう。
4.本当に辞めるべきか判断する基準

辞める前に対処法を試しても改善しないなら、辞めるべきか判断する必要があります。
ここでは判断するための4つの基準を紹介します。
これらの基準をもとに冷静に判断しましょう。
時間が解決する問題か自分で変えられる問題か
まず考えるべきは、仕事を辞めたい理由(問題)は時間がたつにつれて解消するのかというポイントです。
例えば「今の上司と馬が合わない」など、時間がたって状況が変化すれば解消される可能性のある理由なのであれば、性急に転職の決断を下すのは避けたほうが良いかもしれません。
時間がたっても解消できない問題だと感じた場合は、我慢していても進展はないので転職を考えてもいいでしょう。
もしも自分の行動により状況が変化し、辞めたいと思う理由が解消されるのであれば、まずは行動するべきです。
例えば仕事内容への不満が辞めたい理由の場合は、社内で配置転換の制度があれば積極的に利用する、上司に掛け合うなど、自分の行動によって今の状況を変えられるかもしれません。
反対に休日数や給与など、自分の行動や努力でコントロールできない理由なら、仕事を辞めるという選択肢を頭に入れて良いと思います。
心身の健康に深刻な影響が出ているか
仕事が原因で心身に大きな負担を感じる場合、注意が必要です。
業務に対するストレスから、「辞めたい」と感じる頻度が増えたり、体調不良を繰り返したりすると、それは向いていない仕事を続けているサインかもしれません。
心や体に負担を抱えた状態では、自分の能力を十分に発揮できなくなり、結果としてさらに悪循環に陥ってしまうことがあります。
自分の健康を第一に考え、小さなサインも見逃さないことが重要です。
体調不良やメンタルの不調が続けば、全体的なパフォーマンスが低下し、結果的に仕事や生活全般に悪影響が及びます。
必要に応じて休暇を取ったり、専門家の相談を受けたりすることで、心身のバランスを保つよう心がけることが大切です。
仕事に関する悩みや不安を解消できないまま働き続けると、精神疾患につながるリスクがあります。
メンタル不調に陥ると、普段通りの生活や仕事ができなくなるおそれがあるため、早めにセルフケアや相談をしましょう。
将来のキャリアビジョンと一致しているか
今の仕事を続けた先に具体的な将来像を思い描けない場合、向いてない、辞めたいと感じるでしょう。
「向いている=活躍し続けられる」のような思考に囚われていると、漠然とした不安を抱えがちです。
しかし現代は変化が目まぐるしく、将来像を思い描けないことは悲観すべきことではありません。
もし将来像が描けないだけで向いていないと判断している方は、仕事をしているときの自身の感情に注目してみましょう。
仕事を楽しめている場合は、仕事の適性が無いわけではないと判断できます。
まずは将来どのようになりたいのかを明確化し、キャリアビジョンを構築することが大切です。
例えば「年収800万円を獲得したい」「IT系企業を起業したい」など、具体的な将来像を紙に書き出してみてください。
自分の将来像を見つけることで、今何をするべきかが見えてきます。
向いてない仕事を続けるリスクとは
「仕事が向いていない」と感じながら続けると、モチベーションが低下しやすくなります。
その結果、毎日の業務への意欲がなくなり、自分への信頼や成功体験も積みにくくなります。
特に成果が出ない状態が続くと、「自分にはどんな仕事も向いていないのでは」と悲観的な考えに囚われることもあります。
これは将来の転職やキャリア選択にも悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
向いていない仕事を続けることは、収入面でも大きなマイナスとなります。
合わない仕事や苦手分野の業務では業績や評価が上がりにくく、昇給や昇進の機会を逃してしまう可能性が高くなります。
長期的に見ると、年収の差は数百万円単位に膨らむ可能性もあります。
適性がない仕事を続けてもスキルが身に付きにくく、いざ転職しようとしたときに不利になるリスクがあります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 仕事が向いてないと感じる5つのサインは、努力しても成果が出ない・ミスが続く、やる気やモチベーションが持続しない、心身に不調が現れている、職場の人間関係や社風が合わない、仕事にやりがいや興味を感じられないことです
- 仕事が向いてないから辞めたいと思うのは甘えではなく、誰にでも向き不向きはあるものです
- 辞める前に試すべき対処法は、辞めたい理由と原因を深掘りする、客観的に現状を分析してみる、上司や同僚・信頼できる人に相談する、部署異動や業務内容の変更を検討することです
- 本当に辞めるべきか判断する基準は、時間が解決する問題か自分で変えられる問題か、心身の健康に深刻な影響が出ているか、将来のキャリアビジョンと一致しているか、向いてない仕事を続けるリスクを考えることです
- 入社3年以内に会社を辞めたいと思った人は約60%で、多くの人が同じ悩みを抱えています
- 向いてない仕事を続けると、モチベーション低下、心身の不調、スキルが身につかない、収入面でのマイナスなどのリスクがあります
- 辞める選択をするのは自分を守る手段でもあり、一生懸命頑張ってもうまくいかず苦しいなら辞めることを検討すべきです
- 転職を検討する場合は、準備しないまま退職すると次の職場が見つからず生活に困窮する可能性があるため、十分に計画と準備をしてから辞めることが大切です
仕事が向いてないと感じることは、誰にでも起こり得る自然な悩みです。
自分を責めずに冷静に状況を分析し、対処法を試してみてください。
それでも改善しないなら、自分の健康と将来を第一に考えて判断しましょう。
関連サイト
厚生労働省 – こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
