あなたは「漢検準一級の合格率ってどれくらいなんだろう?」と気になっていませんか?結論、漢検準一級の合格率は約11%〜15%と非常に低く、2級と比べても格段に難易度が高い試験です。この記事を読むことで、合格率の実態や効果的な勉強法、必要な学習時間がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.漢検準一級の合格率は約15%【2級との比較あり】

漢検準一級の合格率は11%〜15%程度
漢検準一級の合格率は平均して11%〜15%程度と非常に低い水準となっています。
過去3年間のデータを見ると、平均合格率は約16.6%ですが、回によって大きく変動するのが特徴です。
例えば、2020年第3回では30.1%という高い合格率を記録した一方で、2021年第2回ではわずか5.5%という衝撃的な低さとなりました。
このように、出題される問題の難易度によって合格率が大きく左右される傾向があります。
受験を検討している方は、どの回でも合格できるよう、しっかりとした準備が必要です。
漢検2級の合格率は25%〜30%と準一級より高い
漢検2級の合格率は25%〜30%程度で推移しており、準一級と比較すると約2倍の数値となっています。
2022年第1回の2級合格率は28.5%、2021年度は24%〜31%でした。
準一級の15%前後という数値と比べると、2級から準一級へのステップアップは想像以上に難易度が高いことがわかります。
2級までは高校生の団体受験も多く含まれますが、準一級はほぼ個人受験のみです。
つまり、本気で学習した受験者の中での合格率が15%程度ということになります。
合格率が回によって大きく変動する理由
準一級の合格率が回によって大きく変動する理由は、問題の難易度調整が一定ではないためです。
易化する回では合格率が20%〜30%に達することもありますが、難化する回では10%を下回ることもあります。
特に、出題される漢字や熟語の選択によって体感難易度が大きく変わります。
また、受験者の実力も回によって異なるため、合格率の変動要因となっています。
このような不安定さがあるため、どんな問題が出題されても対応できる実力をつけることが重要です。
本気の受験者が多いため実質的な難易度はさらに高い
準一級の受験者は、すでに2級以上の教養を備えた人がほとんどです。
2級までは学校の意向で「とりあえず受験」する生徒も含まれますが、準一級にはそのような層はいません。
つまり、ハイレベルな受験者同士で競い合った結果が合格率15%という数字なのです。
8割以上の本気の学習者が不合格になる試験と考えると、その難しさが実感できるでしょう。
さらに、準一級保有者は日本全国で推定約35,000人程度しかおらず、希少性の高い資格となっています。
2.漢検準一級の難易度は2級と比べて格段に高い

対象漢字数が約3,000字と2級の1.5倍に増加
準一級の対象漢字数は約3,000字で、2級の約2,136字と比べて約800字以上増加します。
単純に覚える量が1.5倍になるだけでなく、その質も大きく変わります。
2級までは常用漢字のみが対象でしたが、準一級からはJIS第一水準を目安とした漢字が含まれます。
新聞やニュースで見かける機会の少ない漢字が大幅に増えるため、暗記の負担が飛躍的に大きくなるのです。
また、2級までに学習した漢字の別の読み方(表外読み)も出題されるため、知識の幅を広げる必要があります。
常用漢字表外の漢字が含まれる点が大きな違い
準一級最大の特徴は、常用漢字表外の漢字が出題されることです。
2級までは日常生活や新聞で使用される常用漢字のみでしたが、準一級では古典的な文章で使われる漢字も対象となります。
例えば、「嘯く(うそぶく)」「毀つ(こぼつ)」「頗る(すこぶる)」など、現代ではほとんど目にしない表現が多数含まれます。
このような漢字は、実用性がほぼ皆無で、純粋な知識として覚える必要があります。
2級が実用的で楽しく取り組めるのに対し、準一級は「苦行に近い暗記を強いられる」という声も多く聞かれます。
四字熟語・故事成語・ことわざの範囲が大幅に広がる
準一級では、四字熟語、故事成語、ことわざの出題範囲が劇的に拡大します。
2級までに学んだ四字熟語に加えて、古典由来の難解な表現が多数含まれます。
特に故事成語は、その背景となる故事を理解していないと意味が掴みにくいものばかりです。
例えば「杞憂」「蛍雪の功」「臥薪嘗胆」など、ストーリーと一緒に覚える必要があります。
四字熟語と故事成語を制する者は漢検を制すと言われるほど、この分野の攻略が合否を分けます。
日常生活で目にしない難読漢字が多数出題される
準一級では、新聞やニュースでもほとんど見かけない難読漢字が頻出します。
「あざける」を「嘲る」と書いたり、「ひもろぎ」を「神籬」と書いたりするような問題が当たり前に出題されます。
これらの漢字は日常生活では使用機会がほぼゼロのため、試験のためだけに覚える必要があります。
見慣れない言葉の読み書きや意味を理解する必要がある点が、試験勉強を難しくしている要因です。
しかし、学習を進めていくと「この言葉ってそういう意味だったんだ!」という発見もあり、漢字の奥深さを感じられます。
3.漢検準一級に一発合格するための勉強法

まず過去問で現在の実力と難易度を把握する
勉強を始める前に、まず過去問を1回分解いてみることを強くおすすめします。
現在の自分の実力と、準一級のレベルとのギャップを知ることで、学習への危機感とモチベーションが高まります。
多くの人が初めて過去問を開いたとき「知らない漢字が半分以上ある」という衝撃を受けます。
この現実を早めに知っておくことで、甘い見通しを立てずに本気で取り組む覚悟ができます。
また、どの分野が特に苦手かを把握できるため、効率的な学習計画を立てる材料にもなります。
頻出度順の問題集を繰り返し解いて基礎を固める
頻出度順に整理された問題集を1冊選び、それを徹底的にやり込むことが合格への近道です。
市販されている「でる順×分野別」などの問題集は、出題頻度が高い順に掲載されているため効率的です。
最低でも3周以上、できれば5周以上繰り返して、掲載されている全ての問題を完璧に解けるようにしましょう。
「完璧にする」とは、載っている語句が別の大問で問われても即答できるレベルを指します。
1冊の問題集を完全にマスターすることで、合格に必要な基礎力が確実に身につきます。
四字熟語と故事成語を最優先で攻略する
四字熟語と故事成語は、準一級で最も時間がかかる分野です。
これらは直前の一夜漬けでは絶対に対応できないため、学習の初期段階から優先的に取り組むべきです。
四字熟語は単なる暗記ではなく、構成する漢字一つ一つの意味を理解することが重要です。
故事成語については、その由来となる故事のストーリーを理解すると、意味が記憶に定着しやすくなります。
「この言葉って故事成語だったんだ」「四字熟語めっちゃかっこいい」と楽しみながら学習すると、モチベーションも維持できます。
書き取り練習は五感をフルに活用して記憶を定着させる
書き取り問題は配点が高いため、腰を据えてしっかり練習する必要があります。
ただ黙々と書くだけでなく、声に出して読みながら書く、漢字の成り立ちを考えながら書くなど、五感をフル活用することで記憶の定着率が高まります。
許容字体(略字や異体字)でも正解となるため、書きやすい字体を選んで練習すると効率的です。
一方、読み問題はスキマ時間を活用して反復学習するのがおすすめです。
通勤・通学時間などに読み問題だけを集中的に解くことで、時間を有効活用できます。
本試験型の模擬問題で仕上げと弱点補強を行う
基礎が固まったら、本試験型の模擬問題で実践力を養う段階に移ります。
本試験と同じ形式・時間で解くことで、時間配分の感覚や本番の雰囲気に慣れることができます。
模擬試験で間違えた問題は、自分の弱点を示す貴重な情報源です。
間違えた分野を重点的に復習し、知識の穴を埋めていくことが、合格点到達への鍵となります。
過去問13回分を全て解き、それぞれで8割以上取れるようになれば、本番でもほぼ確実に合格できます。
4.漢検準一級合格に必要な勉強時間と学習期間

初学者は最低300時間の勉強時間が必要
準一級に初めて挑戦する場合、最低でも300時間の勉強時間が必要と言われています。
この時間は、基礎的な漢字知識がある前提での目安です。
300時間という数字は、単純計算で1日2時間なら5ヶ月、1日3時間なら3ヶ月強に相当します。
ただし、これはあくまで最低ラインであり、確実に合格したいなら400〜500時間は見込んでおくべきでしょう。
初学者は基礎固めに時間がかかるため、余裕を持った学習計画を立てることが大切です。
2級合格者なら勉強時間を短縮できる可能性がある
すでに2級に合格している場合、土台となる漢字知識があるため、初学者より短い時間で合格できる可能性があります。
2級の常用漢字2,136字は完全に習得済みのため、準一級で新たに学ぶのは約800字程度です。
ただし、2級と準一級の難易度差は想像以上に大きいため、油断は禁物です。
2級合格者でも、最低200〜250時間程度の学習時間は確保したほうが安全でしょう。
特に四字熟語や故事成語など、2級では出題されなかった分野には十分な時間を割く必要があります。
1日2時間なら3〜6ヶ月の学習期間が目安
1日2時間の学習時間を確保できる場合、3〜6ヶ月の学習期間が現実的な目安となります。
初学者なら6ヶ月、2級合格者なら3〜4ヶ月程度を見込むとよいでしょう。
準一級は年3回(6月、10月、2月頃)しか試験が実施されないため、計画的な学習スケジュールが重要です。
CBT受験は準一級では利用できないため、公開試験の日程から逆算して学習を開始する必要があります。
余裕を持って次の試験に照準を合わせることで、焦らず着実に実力をつけることができます。
短期集中より毎日コツコツ継続する方が効果的
準一級の学習では、短期集中よりも毎日コツコツ継続する方が圧倒的に効果的です。
膨大な量の漢字や熟語を短期記憶で詰め込んでも、試験までに忘れてしまいます。
毎日少しずつでも学習を続けることで、長期記憶に定着し、本番で確実に思い出せるようになります。
実際の合格者の多くが「ほぼ毎日、最低でも4日に一度は勉強を欠かさなかった」と語っています。
1日30分〜1時間でも構わないので、学習習慣を確立することが合格への最短ルートです。
まとめ
この記事の重要なポイントをまとめます。
- 漢検準一級の合格率は約11%〜15%と非常に低く、2級の25%〜30%と比べて格段に難しい
- 合格率は回によって5%〜30%と大きく変動するが、本気の受験者が多いため実質的な難易度は非常に高い
- 対象漢字数は約3,000字で2級の1.5倍に増加し、常用漢字表外の漢字も含まれる点が大きな違い
- 四字熟語、故事成語、ことわざの範囲が大幅に広がり、日常では目にしない難読漢字が多数出題される
- 勉強法は、過去問での実力把握→頻出度順問題集の反復→四字熟語・故事成語の優先攻略→本試験型模擬問題での仕上げという流れが効果的
- 初学者は最低300時間、2級合格者でも200〜250時間の勉強時間が必要
- 1日2時間なら3〜6ヶ月の学習期間を確保し、短期集中より毎日コツコツ継続する方が効果的
漢検準一級は確かに難関資格ですが、正しい勉強法で継続的に学習すれば必ず合格できます。あなたもぜひ挑戦して、豊かな漢字の世界を楽しんでください!
関連サイト
日本漢字能力検定協会
