あなたは「英検準一級の解答速報はいつ見られるの?」「自己採点で合格できるか不安…」と思ったことはありませんか?

結論、英検準一級の解答速報は試験当日の夕方から各予備校サイトで順次公開され、自己採点によって合格の可能性をある程度判断できます。

この記事を読むことで解答速報の確認方法、合格ライン予想、自己採点のコツがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.英検準一級解答速報の確認方法と公開タイミング

1.英検準一級解答速報の確認方法と公開タイミング

公式解答速報の公開日程と確認手順

英検公式サイトでは試験実施後、一定期間を経て解答が公開されます。

公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトでは、一次試験終了後に解答速報が掲載されるページが用意されています。

ただし、公式解答は試験当日すぐには公開されず、通常は試験日の翌営業日以降となることが多いです。

確認方法は非常にシンプルで、英検公式サイトのトップページから「解答速報」のリンクをクリックするだけです。

級ごとに解答が分かれているため、準一級の解答を選択して確認しましょう。

リーディングとリスニングの解答は公開されますが、ライティング問題については模範解答や採点基準の詳細は公開されません。

民間予備校・塾による解答速報サービス比較

試験当日の夕方から夜にかけて、多くの民間予備校や英語塾が独自の解答速報を公開します。

代表的なサービスとしては、ブラスト英語学院、ECCベストワン、各種オンライン英語塾などが挙げられます。

これらの解答速報は公式解答よりも早く公開されるため、すぐに自己採点したい受験者にとって非常に便利です。

ただし、民間の解答速報はあくまで予想解答であり、公式解答と異なる可能性がある点に注意が必要です。

複数のサイトで解答を確認し、解答が一致しているかチェックすることをおすすめします。

特に語彙問題では解答が分かれることもあるため、最終的には公式解答での確認が必須となります。

SNS・掲示板での解答速報情報の活用法

TwitterやYahoo!知恵袋などでは、受験者同士が解答を共有し合っています。

試験終了直後から、受験者たちが記憶を頼りに解答を投稿し始めるため、リアルタイムで情報を得られるメリットがあります。

ハッシュタグ「#英検準一級」「#英検解答速報」などで検索すると、多くの情報が見つかります。

しかし、SNSや掲示板の情報は正確性に欠けることが多いため、参考程度に留めておくべきです。

受験者の記憶違いや勘違いによる誤情報も含まれている可能性があります。

あくまで速報として活用し、正式な自己採点は民間予備校や公式の解答を待つことが賢明です。

解答速報を使った自己採点の注意点

自己採点では、リーディングとリスニングの素点を正確に数えることが重要です。

マークミスや見落としがないよう、問題用紙にメモした解答と照らし合わせながら慎重に採点しましょう。

リーディングは31問、リスニングは29問あり、それぞれ1問1点として素点を計算します。

ライティングについては自己採点が困難なため、過去の傾向から推測するしかありません。

採点基準は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4項目で各4点満点の計16点満点(要約と意見論述の2問で32点満点)となっています。

自分の書いた内容を振り返り、論理的な構成で書けたか、文法ミスがなかったかを確認することで、ある程度の予想点数を出すことができます。

2.英検準一級の合格ライン予想と自己採点方法

2.英検準一級の合格ライン予想と自己採点方法

CSEスコアと素点の関係を理解する

英検ではCSEスコアという特殊な採点方式が採用されており、素点とは異なる計算がされます。

CSEスコアは、受験者全体の正答率や問題の難易度によって調整される統計的な手法で算出されるため、同じ正答数でも回によってスコアが変動します。

準一級の一次試験は2,250点満点(リーディング750点、リスニング750点、ライティング750点)で構成されています。

素点からCSEスコアへの正確な換算表は公開されていないため、受験者が自分でスコアを計算することはできません。

ただし、過去の受験者データから大まかな傾向を把握することは可能です。

一般的に、各技能で7割程度の正答率があれば合格ラインに到達しやすいとされています。

各技能の合格ラインは正答率7割が目安

英検協会の公式発表によると、準一級では各技能7割程度の正答率で多くの受験者が合格しています。

リーディング31問中22問程度(約71%)、リスニング29問中20問程度(約69%)が一つの目安となります。

ライティングについても、32点満点中22点程度(約69%)が目標ラインと考えられます。

ただし、これはあくまで目安であり、必ずしも全技能で7割必要というわけではありません。

実際には、得意な技能で8割以上取って、苦手な技能をカバーするという戦略も有効です。

バランスが多少悪くても、総合的に合格基準点の1,792点を超えれば合格となります。

リーディング・リスニング・ライティングの配点比率

一次試験では、3技能それぞれが均等に750点ずつ配分されています。

これは問題数とは関係なく、各技能が同等の重要性を持つことを意味しています。

リーディングは31問、リスニングは29問、ライティングは2問(要約1問、意見論述1問)という構成です。

特にライティングは2問しかありませんが、750点分の配点があるため、1問あたりの重みが非常に大きくなります。

そのため、ライティングで高得点を取ることができれば、合格に大きく近づくことができます。

逆に、ライティングで大きく失敗すると、他の技能でカバーするのが難しくなる可能性があります。

バランスが悪くても合格できる可能性

実際の合格者データを見ると、3技能のバランスが悪くても合格している例が多数あります。

例えば、リーディング41%、リスニング59%、ライティング94%という極端なバランスで合格した事例も報告されています。

これは、CSEスコアが各技能を総合的に評価する仕組みになっているためです。

特にライティングで高得点を取れた場合、他の技能が低くても合格ラインに届く可能性が高まります。

したがって、「この技能が苦手だから合格は無理」と諦める必要はありません。

得意分野を伸ばし、総合点で勝負するという考え方が重要です。

確実に合格するための目標正答率

より確実に合格を狙うのであれば、各技能で8割以上の正答率を目指すべきです。

リーディング31問中25問以上(約81%)、リスニング29問中23問以上(約79%)が理想的です。

ライティングでは32点満点中26点以上(約81%)を目標にすると安心です。

8割を超える正答率があれば、CSEスコアで合格基準の1,792点を大きく上回る可能性が高まります。

特に2024年度の問題リニューアル後は、要約問題が追加されたことで難易度が上がったという声もあります。

そのため、余裕を持った得点を目指すことが、合格への最短ルートとなるでしょう。

3.英検準一級一次試験の問題構成と解答のポイント

3.英検準一級一次試験の問題構成と解答のポイント

リーディング問題の出題形式と解答速報活用法

リーディングセクションは、語彙問題18問と長文読解13問の計31問で構成されています。

2024年度のリニューアルにより、語彙問題が従来の25問から18問に減少しました。

語彙問題では準一級レベルの難易度の高い単語が出題され、文脈から適切な語彙を選ぶ力が試されます。

解答速報を活用する際は、語彙問題の解答を優先的に確認しましょう。

語彙問題は正誤がはっきりしているため、自己採点がしやすく、すぐに点数を把握できます。

長文読解については、解答の根拠となる部分を問題文で確認しながら、慎重に採点することが大切です。

リスニング問題の採点基準と自己採点の方法

リスニングセクションは、会話の内容一致選択、文章の内容一致選択、Real-Life形式の3つの大問で構成されています。

全部で29問あり、それぞれの問題形式で異なるリスニングスキルが評価されます。

会話問題では日常会話やビジネス会話の理解力、文章問題ではアカデミックな内容の聞き取り能力が求められます。

リスニングの自己採点では、問題用紙にメモした解答を正確に確認することが重要です。

音声を聞きながら選んだ選択肢を問題用紙に記録しておけば、試験後の自己採点がスムーズになります。

解答速報と照らし合わせる際は、記憶に頼らず、必ず問題用紙のメモを参照しましょう。

ライティング問題の評価項目と予想得点の出し方

ライティングは「英文要約」と「意見論述」の2問で、それぞれ4つの観点から採点されます。

採点観点は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4項目で、各項目4点満点の計16点満点です。

2問合わせて32点満点となり、これが750点満点のCSEスコアに換算されます。

自己採点では、まず「内容」の観点を振り返りましょう。

要約問題では、元の文章の要点を正確に捉えられたか、意見論述では指定されたPOINTSを2つ使って論理的に展開できたかを確認します。

「構成」では序論・本論・結論の構成になっているか、「語彙」と「文法」では適切な表現を使い、ミスが少なかったかをチェックすることで、おおよその点数を予想できます。

2024年度リニューアル後の変更点

2024年度第1回試験から、英検準一級の問題形式が大きくリニューアルされました。

最も大きな変更点は、ライティングに「英文要約」問題が新たに追加されたことです。

これにより、従来のライティングは「意見論述」のみでしたが、現在は2問構成となっています。

語彙問題は25問から18問に減少し、全体の試験時間は変わらず90分のままです。

要約問題の追加により、時間配分がより重要になり、多くの受験者が時間管理に苦労しているという声があります。

リニューアル後は難易度が上がったという意見もあるため、十分な対策と練習が必要です。

4.解答速報から合格発表までの過ごし方

4.解答速報から合格発表までの過ごし方

自己採点結果から合格可能性を判断する方法

自己採点で各技能の正答率を確認したら、合格の可能性を冷静に判断しましょう。

リーディングとリスニングの合計が全体の6割5分以上あり、ライティングで大きな失敗がなければ、合格の可能性は高いと言えます。

具体的には、リーディング18問以上、リスニング18問以上の正答があれば、一定の合格ラインに達していると考えられます。

ライティングの出来が良好であれば、リーディングやリスニングが多少低くても合格の可能性があります。

逆に、ライティングで大きなミス(トピックを外した、語数が大幅に不足したなど)があった場合は、他の技能が高得点でも不合格のリスクがあります。

過去の合格者データや予備校の分析情報を参考にしながら、客観的に判断することが大切です。

二次試験対策を始めるべきタイミング

一次試験の手応えが良かった場合は、すぐに二次試験(面接)の対策を始めるべきです。

一次試験の合格発表から二次試験までは約1ヶ月しかないため、早めの準備が合格への鍵となります。

特に、スピーキングは短期間で大きく伸ばすのが難しい技能なので、継続的な練習が必要です。

二次試験の合格基準はCSEスコア512点(750点満点)で、得点率約68%が目安です。

準備としては、英検公式サイトにある面接の流れを確認し、過去問や予想問題で練習を重ねることが効果的です。

オンライン英会話などを活用して、実際に英語を話す機会を増やすことも非常に有効な対策となります。

不合格の場合の次回試験に向けた準備

万が一不合格だった場合でも、落ち込まずに次回に向けて計画を立て直しましょう。

まず、スコアシートで各技能の得点を詳しく確認し、どの分野が弱かったのかを分析することが重要です。

特に大きく足を引っ張った技能があれば、そこを集中的に強化する学習計画を立てます。

英検は年3回(6月、10月、1月)実施されるため、次の試験まで十分な準備期間があります。

一度受験した経験は非常に貴重で、試験の雰囲気や時間配分、問題傾向などを把握できています。

その経験を活かし、弱点を克服することで、次回は確実に合格ラインを超えられるはずです。

合格発表日とスコアシートの見方

一次試験の合格発表は、試験日から約3週間後にWeb上で公開されます。

英検公式サイトの「合否結果閲覧」ページにログインすることで、合否とCSEスコアを確認できます。

成績表(スコアシート)は後日郵送され、各技能の詳細なスコアが記載されています。

スコアシートには、リーディング、リスニング、ライティングそれぞれのCSEスコアが表示されます。

合格基準の1,792点を超えていれば一次試験合格となり、二次試験の受験資格が得られます。

各技能のバランスを確認することで、自分の強みと弱みを把握でき、二次試験対策や次回受験の際の参考になります。

まとめ

この記事では、英検準一級の解答速報から合格までの流れについて詳しく解説しました。重要なポイントをまとめます。

  • 解答速報は試験当日の夕方から民間予備校サイトで公開され、公式解答は翌営業日以降に発表される
  • 合格基準はCSEスコア1,792点で、各技能7割程度の正答率が目安となる
  • ライティングは2問で750点配分があり、1問あたりの配点が非常に大きい
  • CSEスコアは統計的手法で算出されるため、素点からの正確な換算はできない
  • バランスが悪くても得意技能で高得点を取れば合格の可能性がある
  • 確実に合格するには各技能8割以上の正答率を目指すべき
  • 2024年度から要約問題が追加され、試験の難易度が上がった
  • 一次試験の手応えが良ければすぐに二次試験対策を始めるべき
  • 合格発表は試験日から約3週間後でWeb上で確認できる
  • スコアシートで各技能の詳細を分析し、次の対策に活かすことが重要

英検準一級は決して簡単な試験ではありませんが、適切な準備と対策を行えば必ず合格できます。解答速報を上手に活用し、自分の実力を正確に把握することが、次のステップへの第一歩となります。合格を目指して、最後まで諦めずに頑張ってください!

関連サイト
公益財団法人 日本英語検定協会

投稿者 torise

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