あなたは「九州電力の株をもっと有利に取引したい」と思ったことはありませんか?
結論、九州電力PTSを活用すれば、東証の取引時間外でも株を売買でき、より柔軟な投資戦略が可能になります。
この記事を読むことで九州電力PTS取引の仕組みや活用方法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.九州電力PTSとは?基礎知識を理解しよう

PTSの仕組みと証券取引所との違い
PTSとは、Proprietary Trading Systemの略で、日本語では「私設取引システム」と訳されます。
証券取引所を経由せずに株式の売買ができる取引システムのことです。
通常の株取引は東京証券取引所(東証)などの取引所で行われますが、PTSは証券会社が独自に運営する取引システムを使って株を売買します。
東証とPTSの最も大きな違いは取引時間です。
東証の取引時間は平日の9時から15時(2024年11月から15時30分)に限られていますが、PTSでは8時20分から23時59分まで取引が可能です。
これにより、会社員など日中に株取引ができない人でも、朝や夜の時間帯に取引ができるようになっています。
また、PTSでは東証よりも細かい価格単位で注文を出せる点も特徴的です。
東証では1円刻みの株価でも、PTSでは0.1円刻みで売買できる銘柄があります。
これにより、より希望に近い価格で取引できる可能性が高まります。
九州電力株がPTSで取引できる理由
九州電力株(証券コード:9508)は東証プライム市場に上場している銘柄です。
PTSでは、東証に上場している個別銘柄の多くが取引対象となっています。
九州電力は電力業界の大手企業として、日々の取引量も多く、流動性が確保されているため、PTS市場でも活発に取引されています。
九州電力のような電力株は、決算発表や電気料金改定のニュースが取引時間外に発表されることが多いです。
このような時間外のニュースに対して、PTSを使えば翌日の寄り付きを待たずに即座に対応できます。
また、九州電力は配当利回りが比較的高く、長期保有を目的とする投資家も多い銘柄です。
PTS取引で購入した場合でも、配当や株主優待の権利は通常通り得られるため、安心して取引できます。
PTSが注目される背景とメリット
近年、PTSが注目されている背景には、投資家のライフスタイルの多様化があります。
日中は仕事で忙しい会社員でも、夜間や早朝の時間を使って株取引ができるようになりました。
特に米国株式市場の動向を見ながら日本株を取引したい投資家にとって、夜間取引は非常に有用です。
米国市場は日本時間の夜に開いているため、米国の動きを確認してからPTSで日本株を売買できます。
また、企業の決算発表の多くは東証の取引終了後である15時以降に行われます。
PTSを使えば、決算内容を確認してその日のうちに売買の判断ができるのです。
さらに、SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文という機能を使えば、東証とPTSの中から最も有利な価格を自動で選んで注文が執行されます。
これにより、より安く買い、より高く売る機会が増えるというメリットがあります。
2.九州電力PTS株価の取引時間と見方

デイタイムセッションとナイトタイムセッションの違い
PTSの取引時間は、大きく2つのセッションに分かれています。
デイタイムセッションは8時20分から16時30分まで、ナイトタイムセッションは17時から23時59分までです。
デイタイムセッションは東証の取引時間と重なる部分が多く、この時間帯では東証とPTSの価格を比較しながら取引できます。
朝8時20分から9時までは東証の寄り付き前に取引ができるため、前日の海外市場の動きを反映した取引が可能です。
一方、ナイトタイムセッションは東証が閉まった後の時間帯で、夜間取引の中心となります。
この時間帯では、決算発表や重要なニュースへの対応、米国市場の動向を見ながらの取引ができます。
ただし、ナイトタイムセッションは参加者が日中に比べて少ないため、流動性が低くなる傾向があります。
そのため、価格が一方向に偏りやすく、値動きが大きくなる可能性がある点には注意が必要です。
証券会社によって実際に注文を受け付ける時間は若干異なりますが、楽天証券やSBI証券では23時59分まで注文を受け付けています。
リアルタイムPTS株価の確認方法
九州電力のPTS株価は、専用の株価情報サイトで確認できます。
代表的なサイトとしては、MONEY BOXやYahoo!ファイナンスなどがあり、リアルタイムでPTS株価が更新されます。
これらのサイトでは、東証の株価とPTS株価を同時に表示できるため、価格差を一目で確認できます。
また、各証券会社の取引画面でもPTS株価をリアルタイムで確認できます。
SBI証券、楽天証券、松井証券など、PTS取引に対応している証券会社では、専用の画面でPTS市場の板情報(注文状況)も見られます。
板情報を確認することで、どの価格にどれだけの買い注文や売り注文が入っているかがわかり、取引戦略を立てる際の参考になります。
PTSの株価は東証の終値を基準として動きますが、時間外のニュースやイベントによって大きく変動することがあります。
特に決算発表後のナイトタイムセッションでは、決算内容を織り込んだ価格で取引されるため、翌日の東証の動きを予測する材料になります。
東証終値とPTS株価の差が示す市場心理
東証の終値とPTS株価の差は、投資家の市場心理を反映しています。
PTS株価が東証終値よりも高い場合、翌日の株価上昇を見込んだ買いが入っていることを示します。
逆に、PTS株価が東証終値よりも低い場合は、翌日の下落を警戒した売りが出ていると考えられます。
特に決算発表後のナイトタイムセッションでは、この価格差が顕著に現れます。
好決算が発表された場合、PTS株価は東証終値を大きく上回ることがあり、これは翌日の寄り付きが高くなる可能性を示唆しています。
一方、悪材料が出た場合は、PTS株価が大きく下落し、翌日の下げを先取りする形になります。
ただし、PTSは参加者が少ないため、必ずしも翌日の東証の株価がPTS株価通りに動くとは限りません。
PTS株価はあくまで一つの参考指標として捉え、他の情報と合わせて総合的に判断することが重要です。
また、PTS市場では大口の注文が入ると価格が大きく動くこともあるため、異常な価格差には注意が必要です。
PTS株価から翌日の寄り付きを予測するコツ
PTS株価を使って翌日の寄り付きを予測する際のポイントがいくつかあります。
まず、PTS株価の動きと出来高を一緒に確認することが大切です。
PTS株価が上昇していても、出来高が極端に少ない場合は、一部の投資家による取引である可能性が高く、翌日の東証に影響しないこともあります。
逆に、PTS株価が大きく動き、かつ出来高も多い場合は、多くの投資家が同じ方向に動いている証拠であり、翌日の寄り付きに影響する可能性が高まります。
また、PTS株価の動きの原因を特定することも重要です。
決算発表や重要なニュースがあった場合は、その内容を精査し、PTS株価の動きが妥当かどうかを判断します。
特に九州電力のような電力株の場合、電気料金改定や原子力発電所の稼働状況などが株価に大きく影響します。
さらに、米国市場の動向も確認しましょう。
日本の電力株は米国の電力株や原油価格の動きと連動することがあるため、米国市場が大きく動いた場合は、その影響がPTS株価に表れます。
これらの情報を総合的に分析することで、翌日の寄り付きをより正確に予測できるようになります。
3.九州電力PTSを利用できる証券会社と手数料

SBI証券・楽天証券・松井証券の比較
九州電力のPTS取引ができる主要な証券会社は、SBI証券、楽天証券、松井証券の3社です。
各社それぞれに特徴があり、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことが重要です。
SBI証券は、ジャパンネクストPTS、X-Market、大阪デジタルエクスチェンジPTS(ODX)の3つのPTS市場に対応しています。
夜間取引の時間は17時から23時59分までで、豊富な取引ツールと情報提供が特徴です。
楽天証券は、ジャパンネクストPTSとチャイエックスPTSの2つのPTS市場を利用できる唯一の証券会社です。
複数のPTS市場を使えることで、より有利な価格で取引できる可能性が高まります。
夜間取引の時間はSBI証券と同じく17時から23時59分までです。
松井証券は、ジャパンネクストPTSに対応しており、夜間取引の時間は17時から翌2時15分までと、3社の中で最も長い時間取引が可能です。
ただし、実際の注文受付は23時59分までとなっています。
各証券会社とも、PTS取引をするために特別な口座開設は不要で、通常の株式取引口座があればすぐに利用できます。
PTS取引の手数料体系と注意点
PTS取引の手数料は、証券会社によって異なりますが、基本的には通常の株式取引と同じ手数料体系が適用されます。
SBI証券と楽天証券では、選択している手数料コースがそのまま適用され、PTS取引だからといって追加の手数料はかかりません。
むしろ、SBI証券ではSOR注文を使ってPTS市場で約定した場合、東証での取引よりも約5%手数料が安くなるという優遇措置があります。
松井証券も同様に、通常の手数料コースが適用され、PTS取引による追加料金は発生しません。
注意点として、手数料無料コースを選択している場合でも、その条件はPTS取引にも適用されます。
例えば、SBI証券のゼロ革命を利用している場合、PTS取引でも手数料は無料になります。
ただし、信用取引の場合は金利や貸株料が通常通り発生するため、コスト計算には注意が必要です。
また、「いちにち定額コース」などの1日の取引金額に基づく手数料コースの場合、PTS夜間取引の手数料は翌営業日の日中取引と合わせて計算されます。
このため、夜間に取引した分が翌日の取引金額に加算され、手数料が想定より高くなる可能性があります。
手数料体系は各証券会社で頻繁に見直されるため、取引前に最新の情報を確認することをおすすめします。
SOR注文で最適価格を狙う方法
SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文は、複数の市場から最も有利な価格を自動で選択して注文を執行する仕組みです。
SOR注文を使えば、東証とPTSの中から、買いの場合は最も安い価格、売りの場合は最も高い価格を自動で選んでくれます。
例えば、九州電力株を1,600円で買いたいと思った時、東証では1,601円、PTSでは1,600円で売り注文が出ていた場合、SOR注文を使えば自動的にPTS市場で1,600円で約定します。
SOR注文が利用できるのは、東証が開いている時間帯(9時から15時30分)のみです。
この時間帯に注文を出す際は、SOR注文を有効にしておくことで、常に最良の価格で取引できるチャンスが増えます。
SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、マネックス証券の4社がSOR注文に対応しています。
SOR注文は、特に取引回数が多い投資家にとって大きなメリットがあります。
1回あたりの価格差は小さくても、積み重なると大きな差になるため、コストを抑えながら有利な価格で取引を重ねることができます。
また、SBI証券ではSOR注文でPTS市場で約定した場合、手数料も優遇されるため、二重にメリットを享受できます。
ただし、SOR注文では必ずしも希望する市場で約定するとは限らないため、どの市場で約定したかは取引後に確認する必要があります。
4.九州電力PTS取引で知っておくべき注意点

流動性の低さと価格変動リスク
PTS市場の最大の注意点は、東証に比べて流動性が低いことです。
流動性とは、市場での取引のしやすさを表す指標で、参加者や取引量が少ないと流動性が低くなります。
PTS市場は東証に比べて参加者が限られているため、特に夜間取引では取引量が少なくなります。
流動性が低いと、希望する価格で注文が約定しにくくなります。
買いたい株数分の売り注文がない場合や、売りたい株数分の買い注文がない場合、取引が成立しないことがあります。
また、大口の注文が入ると価格が一方向に大きく動いてしまうリスクもあります。
特にナイトタイムセッションでは、悪材料が出た時にパニック売りが発生し、実際の企業価値以上に株価が下がることもあります。
逆に、好材料が出た時は過度な買いが集中し、翌日の東証で調整の売りが出ることもあります。
九州電力のような大型株は比較的流動性が高いですが、それでも東証に比べればPTS市場の取引量は少なめです。
流動性リスクを避けるためには、板情報を確認し、十分な売買注文があることを確認してから取引することが重要です。
また、成行注文は避け、指値注文で希望価格を明確に指定することで、予想外の価格での約定を防げます。
成行注文ができない指値注文のみの制限
PTS取引では成行注文ができず、指値注文のみとなっています。
指値注文とは、売買する価格を具体的に指定する注文方法です。
例えば、「九州電力株を1,600円で100株買う」という形で注文を出します。
成行注文が使えないため、「いくらでもいいから今すぐ買いたい」という注文はできません。
この制限は、PTS市場の流動性の低さを考慮した措置であり、投資家を予想外の価格での約定から保護する目的があります。
成行注文が可能だと、流動性が低い市場では極端に不利な価格で約定してしまう可能性があるためです。
指値注文のみという制限があるため、PTS取引では事前に適切な価格を判断する必要があります。
板情報を見て、現在どの価格帯に売買注文が集まっているかを確認し、妥当な価格で指値注文を出すことが大切です。
また、IOC(Immediate Or Cancel)注文という執行条件を選択できる証券会社もあります。
IOC注文は、注文を出した時点で約定できる分だけ約定させ、残りは即座にキャンセルする注文方法です。
この方法を使えば、待ち時間なく取引できる分だけを約定させることができます。
指値注文のみという制限は一見不便に思えますが、冷静に価格を判断する習慣がつき、衝動的な取引を防ぐ効果もあります。
夜間取引で決算発表に対応する活用法
九州電力のような大手企業の決算発表は、多くの場合東証の取引終了後である15時以降に行われます。
PTS夜間取引を活用すれば、決算内容を確認してその日のうちに売買の判断ができます。
好決算が発表された場合、翌日の寄り付きで株価が急騰する前にPTS市場で購入しておくことができます。
逆に、悪材料が出た場合は、翌日の下落を避けるために夜間のうちに売却することも可能です。
ただし、決算発表直後のPTS市場では、価格が一方向に大きく動くことが多いため注意が必要です。
好決算であっても、PTS市場で買いが集中して株価が過度に上昇し、翌日の東証では利益確定の売りが出て下落することもあります。
決算内容を丁寧に読み取り、本当に株価上昇が正当化されるかを冷静に判断することが重要です。
また、PTS市場の出来高も確認しましょう。
出来高が少ない中での価格変動は、一部の投資家による取引である可能性が高く、翌日の東証で修正される可能性があります。
決算発表後の夜間取引では、焦って取引するのではなく、決算短信をしっかり読み込み、業績予想の修正内容や会社の見通しを理解した上で取引することをおすすめします。
PTSと東証の価格差を利用した取引戦略
PTSと東証の価格差を利用した取引戦略も存在します。
日中の取引時間帯では、東証とPTSで同じ銘柄の価格が微妙に異なることがあります。
SOR注文を使えば自動的に有利な市場で取引できますが、手動で市場を選択することもできます。
例えば、東証で1,601円、PTSで1,600円で売り注文が出ている場合、PTSで買えば1円安く購入できます。
この1円の差は小さく見えますが、大量に取引する場合や取引回数が多い場合は、積み重なって大きな差になります。
また、ストップ高になった銘柄の夜間取引も戦略的に活用できます。
東証では制限値幅があるため、1日の株価変動幅が制限されています。
しかし、PTS夜間取引では翌日の制限値幅で取引されるため、ストップ高後の夜間に売却することが可能です。
連続ストップ高が予想される場合でも、適切なタイミングで利益確定できるチャンスがあります。
ただし、この戦略を使う際は、翌日の東証でどのような動きになるかを慎重に予測する必要があります。
PTS市場での価格差を利用した取引は、市場の非効率性を利用する裁定取引の一種ですが、リスクもあるため、経験を積みながら慎重に取り組むことが大切です。
まとめ
この記事で解説した九州電力PTS取引のポイントをまとめます。
- PTSは証券取引所を経由せずに株式を売買できる私設取引システムである
- 九州電力株は東証プライム上場銘柄でPTS取引が可能である
- PTS取引の時間は8時20分から23時59分まで、東証の取引時間外も取引できる
- デイタイムセッションとナイトタイムセッションの2つの時間帯がある
- PTS株価と東証終値の差は投資家の市場心理を反映している
- SBI証券、楽天証券、松井証券の3社でPTS取引が可能である
- SOR注文を使えば東証とPTSの中から最も有利な価格で自動的に取引できる
- PTS市場は流動性が低く価格変動リスクがあるため注意が必要である
- PTS取引では成行注文ができず指値注文のみとなっている
- 夜間取引を活用すれば決算発表後すぐに売買の判断ができる
九州電力PTS取引は、取引時間の制約を超えて柔軟な投資戦略を実現できる魅力的な仕組みです。
流動性の低さなどの注意点もありますが、適切に活用すればより有利な条件で取引できるチャンスが広がります。
ぜひこの記事で学んだ知識を活かして、九州電力への投資を成功させてください。
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