「マス 英語」で迷っていませんか?
鱒・増す・枡——同じ読み方でも英語表現はまったく違います。
この記事を読むことで、場面ごとの正しい英語表現と、ネイティブが実際に使うフレーズがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.「マス」を英語でどう言う?基本の単語と意味を整理しよう

魚の「マス(鱒)」を英語で言うと?trout・salmonとの違い
魚の「マス(鱒)」は、英語では主に trout(トラウト) と表現します。
日本でよく食べられるニジマスは rainbow trout、ヤマメは masu salmon または cherry salmon と呼ばれます。
サーモン(salmon)と混同されがちですが、厳密には別の種類です。
- trout(マス全般):淡水に生息するものが多く、川や湖で釣れる
- salmon(サケ):海と川を行き来する回遊魚
- rainbow trout(ニジマス):日本で最もポピュラーなマスの一種
- masu salmon(サクラマス):英語圏でも「masu」という日本語表記が使われることがある
日本のスーパーや飲食店で「サーモン」として売られているものの多くはニジマス(rainbow trout)なので、英語でメニューを読む際は注意が必要です。
「増す・増える」を英語で表現する動詞一覧(increase / grow / rise など)
「増す」「増える」という意味の英語表現は複数あり、ニュアンスによって使い分けます。
| 英語 | 主な意味 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| increase | 数・量が増加する | 統計・データ・ビジネス |
| grow | 成長・拡大する | 売上・人口・影響力 |
| rise | 上昇する | 価格・気温・レベル |
| gain | 得る・増やす | 体重・経験・自信 |
| expand | 拡大する | 規模・範囲・市場 |
| boost | 一気に高める | 気分・効果・スピード |
これらは文脈によって使い分けが重要で、たとえば「体重が増す」には gain weight、「価格が増す」には prices rise が自然な表現です。
「枡(ます)」を英語で説明するには?伝統的な日本語をどう訳すか
枡(ます)は日本固有の伝統的な計量器具であり、英語に直訳できる単語は存在しません。
外国人に説明するときは、以下のような表現が使われます。
- masu (そのまま日本語表記を使う)
- a traditional Japanese wooden box (日本の伝統的な木製の箱)
- a square wooden cup used for sake (日本酒を飲むための四角い木製カップ)
日本文化を英語で紹介する場面では、「masu」という日本語をそのまま使いつつ、説明を添えるのが最もわかりやすい方法です。
2.「マス(鱒)」の英語表現を場面別に使いこなす

レストランや料理で使う「マス」の英語表現(メニュー・注文シーン)
海外のレストランでマス料理を注文したり、英語メニューを読む場面では以下の表現が役立ちます。
- grilled trout(焼きマス)
- pan-seared rainbow trout(ニジマスのソテー)
- smoked trout(スモークトラウト)
- trout fillet(マスの切り身)
- trout with lemon butter sauce(レモンバターソースのマス)
注文の際には "I’d like the grilled trout, please." のように使います。
また、「このマスはどこ産ですか?」 と聞きたい場合は "Where is this trout sourced from?" と表現できます。
釣りや自然の話題で使う「マス」の英語フレーズ
釣りの趣味を英語で話す際や、自然の話題でマスが出てくる場面では以下のフレーズが使われます。
- go trout fishing(マス釣りに行く)
- catch a trout(マスを釣る)
- release the trout(マスをリリースする)
- fly fishing for trout(フライフィッシングでマスを狙う)
- a trout stream(マスが泳ぐ小川)
"I went trout fishing in the mountains last weekend and caught three." のように使うと自然な英語になります。
英語圏でよく見るtrout・rainbow troutとは?種類別の英語名まとめ
マスには多くの種類があり、英語では種類ごとに異なる名前が使われています。
| 日本語 | 英語名 |
|---|---|
| ニジマス | rainbow trout |
| ヤマメ/サクラマス | masu salmon / cherry salmon |
| アマゴ | amago salmon |
| ブラウントラウト | brown trout |
| イワナ | white-spotted char |
| ビワマス | biwa trout |
英語圏のスーパーやフィッシングショップでは "rainbow trout" が最もよく見かける表現です。
日本のマスを英語で紹介する場合は、学術名(学名)をあわせて伝えると、より正確に伝わります。
3.「増す・増える」を英語で正確に使い分けるコツ

increase・grow・rise・gain の違いと使い分け方
「増す」を意味する英語は複数ありますが、それぞれ使える文脈が異なります。
increase(インクリース)
最も汎用性が高い表現で、数値・量・頻度など幅広く使えます。
例:The number of users increased by 20% this year.(今年はユーザー数が20%増加しました)
grow(グロウ)
時間をかけて拡大・成長するイメージです。
例:Our business has grown significantly.(私たちのビジネスは著しく成長しました)
rise(ライズ)
価格・温度・レベルなどが「上昇する」ときに使います。
例:Temperatures will rise tomorrow.(明日は気温が上がるでしょう)
gain(ゲイン)
何かを「得る・獲得する」ニュアンスが強い表現です。
例:She gained confidence after the presentation.(プレゼン後、彼女は自信をつけました)
「〜が増す」を自然な英語で表現するフレーズ例文集
日本語の「〜が増す」を英語で表現する際のフレーズをまとめました。
- 緊張感が増す → The tension increases / Tension builds up
- 速度が増す → The speed picks up / Speed increases
- 重要性が増す → The importance grows / It becomes more important
- 圧力が増す → Pressure mounts / Pressure builds
- 人気が増す → Popularity rises / It becomes more popular
- 効果が増す → The effect strengthens / It becomes more effective
日本語の「増す」は英語では必ずしも一つの動詞に対応しないため、文脈にあった動詞を選ぶことが自然な英語への近道です。
ビジネスシーンで使う「増加・増大」の英語表現(レポート・プレゼン向け)
ビジネスの報告書やプレゼンテーションで「増加・増大」を表現する際は、以下のフォーマルな表現が役立ちます。
- There has been a significant increase in …(〜が著しく増加しました)
- … has shown a steady growth of …(〜は着実な成長を見せています)
- … surged by …%(〜が〜%急増しました)
- … recorded a year-on-year increase of …(〜は前年比〜%増を記録しました)
- … has expanded considerably(〜はかなり拡大しました)
特にレポートでは "increase by X%"(数値とともに使う)、"surge"(急増を強調する)といった表現が頻繁に登場します。
日常会話で使える「マス(増す)」の英語フレーズ10選
日常会話で自然に使える「増す・増える」の英語フレーズを10個まとめました。
- My confidence has grown a lot.(自信がずいぶんついてきた)
- The traffic is increasing every year.(毎年交通量が増えている)
- I gained some weight over the holidays.(休みの間に少し体重が増えた)
- Her enthusiasm rose as the event approached.(イベントが近づくにつれて彼女の熱意が増した)
- The demand for this product has skyrocketed.(この商品への需要が急増した)
- My workload piled up this week.(今週は仕事量が増えた)
- Interest in the topic is picking up.(そのトピックへの関心が高まっている)
- His stress level shot up before the exam.(試験前に彼のストレスが急増した)
- The number of participants doubled.(参加者数が2倍に増えた)
- Sales have been climbing steadily.(売上が着実に上がっている)
4.ネイティブが実際に使う「マス」関連の英語表現【オリジナル解説】

日本語の「マス」を外国人に説明するときの実践フレーズ
外国人の友人に日本語の「マス」を説明する際、文脈によって全く異なる意味になることを最初に伝えることが大切です。
以下のような説明フレーズが実践的です。
魚のマス(鱒)を説明する場合:
"’Masu’ in Japanese refers to a type of trout. The most common one is ‘nijimasu,’ which is the rainbow trout."
増すを説明する場合:
"’Masu’ can also mean ‘to increase’ or ‘to grow.’ For example, ‘自信が増す’ means ‘my confidence grows.’"
枡を説明する場合:
"There’s also ‘masu,’ a traditional Japanese square wooden box used for measuring rice or drinking sake. It’s part of Japanese culture and doesn’t have a direct English translation."
このように、同音異義語であることを前提に説明を組み立てると、外国人にとって非常にわかりやすくなります。
「マス釣り体験」「枡酒」など日本文化を英語で紹介するコツ
日本独自の文化を英語で紹介するときは、直訳せずに「体験・文化的背景」を添えて説明するのが効果的です。
マス釣り体験(trout fishing experience)
"You can enjoy trout fishing in the crystal-clear mountain streams of Japan. Many farms also offer catch-and-grill experiences where you can cook the fish you catch on the spot."
枡酒(masu sake)
"Masu sake is sake served in a traditional square wooden box called a ‘masu.’ The wood gives the sake a subtle, pleasant aroma. It’s a quintessentially Japanese way to enjoy sake, especially at festivals and traditional restaurants."
ポイント:
- 日本語の単語をそのまま使い、説明を英語で補足する
- 「体験」や「感覚」に言及すると、相手の興味を引きやすい
- 写真や実物とあわせて説明するとさらに伝わりやすい
英語学習者がよく間違える「増す」の英訳ミスとその正解
「増す」を英語にするとき、日本語学習者がよく犯すミスとその正しい表現を解説します。
ミス① 「increase」だけに頼りすぎる
❌ My stress is increasing these days.(間違いではないが不自然)
✅ My stress is building up these days.(より自然な表現)
ミス② 「more」を動詞のように使う
❌ The tension mored.(これは文法的に完全な誤り)
✅ The tension grew / increased.
ミス③「grow up」と「grow」の混同
❌ The sales grew up last month.
✅ The sales grew last month.(grow up は人が「成長する」場合に使う)
ミス④ 主語と動詞の対応を間違える
❌ The number of students are increasing.
✅ The number of students is increasing.(number は単数扱い)
これらのミスを意識するだけで、英語表現の精度が一段階上がります。
まとめ
- 魚の「マス(鱒)」は英語で主に trout と表現し、種類によって rainbow trout・masu salmon などと使い分ける
- 「増す・増える」の英語は increase / grow / rise / gain など複数あり、文脈によって使い分けることが重要
- 「枡(ます)」は英語に直訳できないため、「masu」という日本語をそのまま使い、説明を添えるのがベスト
- レストランでは grilled trout・pan-seared trout などの表現が使われる
- 釣りの場面では go trout fishing / catch a trout などが自然なフレーズ
- ビジネスシーンでは increase / surge / expand など、フォーマルな表現を使い分ける
- 日本文化を英語で紹介するときは、直訳せず「体験・背景」を添えて説明するのがコツ
- 「increase だけに頼りすぎる」「grow up と grow を混同する」などのミスに注意
- 同音異義語であることを前提に、文脈を明確にして説明するとわかりやすい
- 英語でマスを紹介する際は、学術名や種類名を使うとより正確に伝わる
日本語の「マス」は一つの読み方で全く異なる意味を持つ、とても奥深い言葉です。
英語に置き換える際は「どのマスのことか?」を意識するだけで、自然で正確な表現ができるようになります。
ぜひ今日から使ってみてください!
関連サイト
日本釣振興会(公式)
